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研究開発プロジェクト紹介

セカンドライフの就労モデル開発研究 ~生きがい就労事業の開発と効果検証~ <カテゴリーⅡ>

辻哲夫

研究代表者:辻 哲夫
東京大学 高齢社会総合研究機構 特任教授

(研究期間:平成22年10月~平成25年9月)


人生90 年時代、「Aging in Place」を目指して高齢者がフレキシブルに働くことのできる就労モデルを構築する(PDF:699KB)


プロジェクトの目標

① セカンドライフの生き方に合った働き方で、住んでいる地域の課題解決に貢献する 「生きがい就労」事業モデルを創造し、持続的な事業運営を確立します

② 「生きがい就労事業」が高齢就労者の健康や生きがい感に与える効果、地域の人と人のつながり、経済・地域福祉財政にもたらす効果を検証します


プロジェクトの概要

 我が国では人口の高齢化が進んでいますが、今後は特に都市部で人口高齢化が急激に進むと予測されています。団塊世代が65歳を迎える今、仕事をリタイアし新たな活動の場を地域社会に求める中高年者が急増すると考えられます。健康で知力・体力的にも衰えていないこの新・シニア層が、セカンドライフをどのように設計し生きるか、また、地域社会は彼らが活躍できる環境をいかに整備し、彼らの能力を地域社会でいかに活かすことが出来るか、これは全国の地域社会が直面している重要な課題です。

 本プロジェクトでは、中高年者が地域社会に自然な形で参加するのを促す仕組みとして、「生きがい就労」という新たなコンセプトを提案します。仕事という現役時代から慣れ親しんだ生活スタイルを維持しつつ、よりフレキシブルに無理なく働け、住んでいる地域の課題解決に貢献できる「生きがい就労」の場を地域社会につくります。
 この「生きがい就労」を持続的な事業として確立することが本プロジェクトの挑戦です。
 プロジェクトをとおし、
 (1)就労が就労者自身の心身の健康や社会的行動へもたらす影響
 (2)就労事業が地域社会の仕組みや地域経済へ与える影響
 を科学的に検証します。
 それらをまとめて「生きがい就労」事業の開発・運営のプロセスをマニュアル化し、他地域への一般化を推し進めます。

 本プロジェクトの舞台は、東京のベッドタウンとして大きく発展してきた千葉県柏市です。東京大学・千葉大学、柏市、UR都市機構が中心となり、住民、産業界と協働する形で事業開発を行います。具体的には「農」「食」「支援」の3領域で7事業をモデルとして立ち上げる計画です。


研究開発への関与者

東京大学 高齢社会総合研究機構
柏市
UR都市機構
千葉大学 環境健康フィールド科学センター  他


コミュニティ紹介 ~ 千葉県柏市 ~

 千葉県柏市は、人口40万強(H22.12時点)の中核市です。首都圏の交通の要衝となっており、昭和30年には人口4万5千人程だったのが、昭和30年代半ばから毎年1万人規模で人口が増加し、東京のベッドタウンであると同時に広い農地や工業団地も有する都市として発展してきました。日本の大都市近郊コミュニティの縮図と言えるのではないでしょうか。

 本プロジェクトは、柏市内でも特に、豊四季台団地およびその周辺地域での事業を計画しています。豊四季台団地は旧日本住宅公団が開発した賃貸の住宅団地で、1964年(昭和39年)に入居開始しました。日本の高度経済成長とともに歴史を刻んできた団地です。歳月を経て、現在は建物の老朽化が進み一部で建替え事業が進んでいます。入居者の高齢化も進み、団地全体の高齢化率は40%を超え(H22.10時点)、市内でも突出しています。住み慣れた地域で生き生きと暮らし続けることが可能な社会の実現のために、どのような仕組みが効果的なのか、団地をモデル地区とした事業を展開します。


イベント情報

現在、開催予定のイベントはございません。


報道情報

こちらをご覧ください。


プロジェクトのこれまでの動き

第1回領域シンポジウム 発表資料(PDF:1,075KB)
第2回領域シンポジウム 発表資料(PDF:1,565KB)


現場通信

2010年11月6日 サイトビジット報告
2012年6月22日 サイトビジット報告


研究開発実施報告書

平成22年度研究開発実施報告書(PDF:518KB)
平成23年度研究開発実施報告書(PDF:2,139KB)
平成24年度研究開発実施報告書 (PDF:666KB)


関連リンク

東京大学 高齢社会総合研究機構



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