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科学技術と人間

領域総括:村上 陽一郎(東洋英和女学院大学 学長)

科学技術の知が、知の総体の中で卓越した力を発揮し、その結果、人間を取り巻く環境は人工物で満ち、人間の行動は人工物で支援・制限され、人の生涯 は誕生から死に至るまで人工的処置の支配下に置かれる事態を迎えています。これまで自然の支配の下にあった多くの事柄が、人の意志の下に移りつつあると 言ってもよい。このような科学技術化された社会にありながら、人の行動、それを規定する行動原理・行動規範、あるいは社会の制度は、自然の支配の下にあっ た過去のそれと大きく変わってはいません。

今後、科学技術の社会的役割がますます増大する中で、未来に向けて、人の在り方、生き方、社会の在り方の研究を目指します。研究は、安楽椅子型ではなく、実証的立場を重視します。

研究開発目標

この研究開発領域は、以下の2項目を目標とします。

  1. 科学技術と社会の間に生ずる問題について、関与者が協働して評価・意志決定し、対処する方法およびシステムの構築に資する成果を創出する。
  2. 社会との相互作用の中で、科学技術の変容の実態と課題を把握し、対応方策を提言する。

研究開発領域の構成

本領域は以下の構成で研究開発活動を推進します。

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