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研究開発プログラム「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」

概要

 我が国では、2025年には65歳以上の人口が総人口の3割以上となり、2010年と比べて全国で700万人以上増加すると見込まれています。特に都市部における増加は著しく、大きな地域差が生じます。このような状況は世界的に例がなく、起こりうる問題の予測が極めて難しいため、現状を正確に把握し、問題点を洗い出し、対策の検討に向けた研究開発を実施することが急務となっています。
 ところが、高齢社会の問題は個別分野の取り組みによる解決が困難で、高齢者自身の心理状態、身体状態、社会的立場などを考慮するような分野横断的視点だけでなく、現場の関与者の参画が欠かせないことなど、研究手法、研究体制ともに解決すべき課題が多く存在します。そのため、人文学・社会科学的観点も含め、あらゆる観点から問題解決の可能性を追究することが、より効果的な高齢社会のモデルを構築することにつながると考えられます。
 さらに、高齢社会の様態や、地域、コミュニティにおける具体的な問題は日本全国一律ではなく、都市部や過疎地等の地域特性、多様なコミュニティの特性に応じた課題の整理と、それに基づく社会システム構築といった観点も重要です。そのために、適切にフィールドを設定した上で社会実験を実施し、成果を共有することの必要性について、関与者の機運が高まりつつあります。
 RISTEXでは以前よりこうした取り組みの実績を積み重ねており、具体的な研究開発プロジェクトで、異分野の研究者間、研究者と現場の関与者間の協働を含め、先進技術の日常生活場面における実装やハードとソフトの両面のインフラ構築など、高齢社会に関する問題の解決に向けた研究開発を進めます。

目標

(1)高齢社会に関わる問題について、地域やコミュニティの現場(*1)の現状と問題を科学的根拠に基づき分析・把握・予測し、広く社会の関与者の協働による研究体制のもとに、フィールドにおける実践的研究を実施し、その解決に資する新しい成果(プロトタイプ)を創出します。
(2)高齢社会に関わる問題の解決に資する研究開発の新しい手法や、地域やコミュニティの現場の現状と問題を科学的に評価するための指標等を、学際的・職際的知見・手法に基づき体系化し提示するための成果を創出します。
(3)本領域の研究開発活動を、我が国における研究開発拠点の構築と関与者間のネットワーク形成につなげ、得られた様々な成果が、継続的な取り組みや、国内外の他地域へ展開されることの原動力となること、また多世代にわたり理解を広く促すことにつなげます。 ?

*1 行政区、学区等に限らず、共通の目的、価値に基づいて活動する人々の集まりや、企業、コンソーシアム等の団体、関連する職種等のコミュニティに関わる現場も対象とする。

研究開発プロジェクト

平成23年度採択課題

【カテゴリーT】:社会の問題を解決するための選択肢を提示しようとするもの(研究開発のあり方や科学的評価のための指標などの体系化など)。

【カテゴリーU】:社会の問題の解決に資する具体的な技術や手法などについてその実証まで行おうとするもの。

平成22年度採択課題

【カテゴリーT】:社会の問題を解決するための選択肢を提示しようとするもの(研究開発のあり方や科学的評価のための指標などの体系化など)。

【カテゴリーU】:社会の問題の解決に資する具体的な技術や手法などについてその実証まで行おうとするもの。

プロジェクト企画調査

平成22年度採択課題

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