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犯罪からの子どもの安全

領域総括:片山 恒雄(東京電機大学 教授)

子どもを取りまく環境が社会とともに大きく変化する中、子どもが犯罪に巻きこまれる事件の発生を受け、国をはじめとして、防犯の観点から地域で子どもを守る取り組みが、家庭、学校、地域住民、自治体、NPO、企業などによって行われています。

しかし、現状では、目の前にいる子どもの安全を守るための個別の取り組みが、試行錯誤的に実施されているにすぎず、有効で継続的な取り組みには至っていないと、多くの関係者は問題を指摘しています。

そこで、平成19年度から新しい研究開発領域「犯罪からの子どもの安全」を設定し、現場で問題解決に取り組む人たちと研究者の協同作業として、防犯対策に科学的な知見や手法を導入するとともに、社会に役立つ効果的で持続的な取り組みとなるよう、多くの関与者に開かれたネットワークをつくり、優れた研究開発プログラムを推進することにしました。

詳しくはこちらをご覧ください。
安全安心に係る新規研究開発領域の概要(PDF:301KB)
「犯罪からの子どもの安全」研究開発領域WEBサイト
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「平成18年度新規研究開発領域に関する報告書」について

平成19年8月

社会技術研究開発センターは、平成18年度に新しい研究開発領域の探索を行い、平成19年度に「犯罪からの子どもの安全」研究開発領域を設定しました。その経緯をとりまとめた報告書を公表します。

平成18年度新規研究開発領域探索に関する報告書 -「犯罪からの子どもの安全」研究開発領域設定経緯(PDF:690KB)

研究開発領域の目標

この研究開発領域は、以下の3項目を目標とします。

  1. 犯罪からの子どもの安全に取り組む人々と研究者の両方を含む関与者の間で情報共有し協働するための開かれたネットワークを構築する。
  2. 本領域の活動が、我が国において科学的根拠に基づく犯罪予防の重要性が認知され、定着する一つの契機となることを目指して、防犯対策の基盤となる科学的知見及び手法を創出する。
  3. 子どもが犯罪被害に巻き込まれるリスクの低減を目指して、科学的知見及び手法を活用し、地域の実情に合わせた効果的かつ持続的な防犯対策について、政策提言、実証等の具体的成果を創出する。

研究開発の推進に際しては、「信頼できる人間関係」、「子どもの心身の健全な育成」などの重要な価値が損なわれないこと、興味や立場の異なる多くの人たちの協同作業により担われる取り組みであることに留意します。

開かれた関与者のネットワークの構築

子どもを犯罪から守る取り組みを強化するためには、問題解決に取り組む人たちと研究者が経験と知恵を出し合って、科学的根拠に基づく防犯対策を実施していくことが大切です。そのような環境を醸成するには、さまざまな人たちが自由に情報を交換し、問題意識を共有することが可能な人的ネットワークの構築が重要になります。

そこで、本領域では目標(1)を設定し、問題解決に取り組む人たちや研究者の探索、情報の発信・共有などを、領域運営の一環としてセンターが実施します。

ネットワーク構築と研究開発プログラムを同時に実施することにより、具体的な問題解決に取り組むための優れた研究開発提案がなされるとともに、研究開発の成果が本プログラムの関係者以外にも広く普及し活用されることが期待されます。また、本領域の活動を通して構築されたネットワークにより、領域が終了した後も新たな協力関係が生み出されることが期待されます。

研究開発領域の構成

本領域は以下の構成で研究開発活動を推進します。
研究開発プログラム「犯罪からの子どもの安全」

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